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193. earth 2010/06/20(日) 23 18 35 何故か本編よりも筆が進んだので、ネタを更新。 崩壊後のエヴァ世界に到着した派遣軍は、すぐさま現地での調査に取り掛かった。 尤も夢幻会の人間ほど事情を良く知らない軍人や技術者、科学者たちはサードインパクトによって滅んだ世界を 見て冷や汗をかいていた。 「見渡す限り赤い海。まるで血の海だな」 「バクテリアさえ生存していない。いったい、何が起こったと言うんだ……」 「ここは本当に現世なのか。まさかあの世なんてことはないよな?」 一方で、エヴァを知る人間たちは興味津々であった。 特に派遣軍上層部はエヴァンゲリオンとMAGIの入手に血眼になっていた。 「これが崩壊後のエヴァ世界か。本当に人類は滅んだんだな。SSだと人類がLCLから復活しているってのも あるんだが……まぁこっちとしては、滅んだままのほうが都合がいい」 金剛の会議室で、南雲はそういって状況を確認した。 「エヴァの残骸、いや情報は手に入らないか? 各支部にはそれなりの資料があったはずだが」 「調査中です。偵察機の報告によれば日本列島はサードインパクトのせいで被害が甚大で、まともな情報は入手 できそうにないので、北米及び欧州、特にドイツ方面の調査に重点を置いています」 「現在、調査した施設から多数の兵器や技術資料を回収しました。 国連軍が使うVTOL戦闘機やN2兵器、ネルフの支部にあった陽電子砲の情報は非常に有益です。 MAGIもオリジナルは入手できないかも知れませんが、中国支部のコピーは確保しています。 本国に持ち帰れば、我が国の電子技術は一気に向上すると思われます」 「しかし調査する範囲が広く、現場に負担が掛かっています。特に目を疑うような光景が広がっているせいで 精神的なストレスは無視できないレベルです。本国に交代要員の派遣を要請するべきかと」 こうして派遣軍は調査を進めると同時に、本国にさらなる増援を要請することにした。 「しかし問題は碇シンジだな。どうする?」 「もしもSSにあるようにスパシンだったりしたら、後が面倒なので、放っておきましょう」 「確かに。不安要素は避けるに限る」 かくして派遣軍は、生き残っているであろうシンジとは極力距離をとって調査を続行した。 しかしそんな派遣軍の努力を嘲笑うかのような会議が本国ではなされていた。 194. earth 2010/06/20(日) 23 20 14 「ドラえもん世界の22世紀に?」 会合の席で嶋田は思わず眉をひそめた。 「そうです。ちまちまと他世界に部隊を送るより、ここは一気にあの世界の技術を入手したほうが早いかと」 辻の言葉に出席者たちは、顔を見合わせる。 「いくら何でも気が速すぎやしないか? あの世界の科学力は妄想乙といったレベルじゃないぞ。 下手に介入すればタイムパトロールが出てくる。時間犯罪者にかぎつけられたら、この世界が 丸ごと植民地にされかねん」 「それにあの世界の技術を模倣するのは難しいのでは?」 「そうだ。原始人に電気の仕組みを説いても理解できないのと同じことだ」 反対意見が噴出するものの、辻は引っ込まない。 「原作を思い出したのですが、ドラえもんの秘密道具は、決して高いものではありません。 我々がこれまでに確保した失われた美術品などを質屋などに持ち込めば、十分な資金は確保できます。 おまけにあの世界ではそういった換金は容易です。犯罪者に目を付けられないように可能な限り短時間で 買いあさればリスクは最小限で済みます。それに一気に22世紀の技術やドラえもんの秘密道具を手に 入れれば、派遣軍を頻繁に出さずに済みます。予算の問題もありますが、防諜の面からも十分なメリット になります」 この意見に近衛は渋い顔をしたものの、同意した。 「確かに。あまり頻繁に部隊が消えれば諸外国の不信感を買う。何しろ、今回の派遣軍編成でも不審に 思われているほど……彼らは、また我が国が良からぬことを企んでいるのではないかと思っているようだ」 「……まぁこれまで散々、諸外国に迷惑をかけましたからね」 嶋田は乾いた笑いを浮かべた。 「しかし小規模な調査団なら目立たないのでは?」 「ちまちまやっていても成果は挙がりにくいでしょう。それにうまくやれば若返りの技術も手に入りますよ?」 「「「………」」」 「ガンダムやヴァルキリーみたいなリアルロボットや、ガオガイガーのようなスパロボを見ることなく死にたい のですか? ドラえもん世界の技術を手に入れれば、若返るだけではなく、これらのロボットを再現して自分が 乗ることも出来るのですよ?」 この言葉に出席者たちは心を動かされる。国益も重視するが、この場にいた人間たちは元々オタクたちなのだ。 だが嶋田は尚も反論する。 「し、しかし国家の安全を考えると」 「調査のためには派遣軍がいる場合もあります。それに諸外国は我が国の急速な技術の発展の原因を探るでしょう。 余り調査が長引けば異世界、そしてプラントの存在に気付かれます。 そうなれば諸外国はプラントの情報の公開を要求するでしょうし、似たような遺跡を探し始めるでしょう。 仮に世界のどこかに似たような遺跡があれば大変なことになります」 「我が国に追いつかれると?」 「その可能性は高いでしょう。ですが私が恐れているのはもっと別のことです。 もしも彼らが誤った方法で異世界に接触した場合、我々が恐れていた事態、つまり技術面で隔絶した勢力が この世界に介入してくる事態が生じるかも知れないということです。 確かにこれは可能性の話かも知れませんが、考慮しなければならない事態です」 「つまり化物や邪神よりは、時間犯罪者のほうがマシと?」 「ええ。イザとなったら20世紀のドラえもんを通じてタイムパトロールに助けを求めるという手も使えますし」 「……劇場版ドラえもんの設定でありそうなシチュエーションですね」 苦笑いした嶋田であったが、最終的に辻の意見に同意した。 かくして日本は22世紀のドラえもん世界に調査団を送り込んだ。 といっても実際には買い物であったので、夢幻会の内部ではこのように言われた。 『初めてのおつかい』と。 議論をしていたら、創作意欲がわいてきたのでネタの続き更新しました。 南雲さん、無駄足で涙目(笑)。 本編の続きを書かないといけないのに……いえ、こっちは軽いノリでできる ので書きやすいんですよね(爆)。
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◆ ◆ 愛崎一美という少女の特異性については、もう十分に説明した。 物事を吸収する速度は二人の悪人にまでも末恐ろしいと思わせるだけのもので、現在は順調に悪人への街道を一直線に進んでいくいわば「悪の卵」となっている。 白崎ミュートンに親友の思い出を奪われ、より悪人寄りに改造された玩具。 しかしながら彼女の欠点は、あまりに高すぎる吸収力と、子供故に面白そうなことに興味を懐いてしまうその性質。折角上塗りした悪人思考を簡単に上塗りされてしまう。 その都度対処していくつもりだった両者だが、皮肉にも自らに危害を加えようとした大崎年光によって――正確には彼の持っている「腕」によって、彼女は反転した。 子供らしい何事も移ろいやすい性格から、頑としてひとつの道を貫き通す性格へと、反転した。 本来スタンスを反転させるその能力は、彼女の場合において別の働きを見せたのだ。 何故かと問われれば、彼女のスタンスは存在しないから、と言わざるを得ない。 ほんの少しのきっかけで簡単に変わり、それこそ反転することだって呼吸をするように行う。 現在は白崎と酒々楽々の策謀によって悪人思考を植え付けられてこそいるが、たとえば今目の前に彼女を揺るがし得るだけの衝撃的な何かが現れれば、一美はすぐに悪人思考を捨てるだろう。 何の躊躇いもなく、何一つ未練なく、噛んでいたガムを吐き捨てるように。 いわば彼女は心機一転の力に影響されるまでもなく、反転する生物なのだ。 だがしかし、彼女の中で唯一確かにあるものがある。 それこそ、彼女自身の重大な性質であり、厄介と評された感受性。 何かに影響されて変化するその性質そのものに、四字熟語のルール能力が働いたとしたら? 彼女の人権を無視するような手段でだが、致命的な弱点は克服できる。 そしてつい数秒前、心機一転の魔手は彼女の胸にしっかりと触れた。 ―――愛崎一美の反転は、あっさりと完了する。 「……くっ、くくくく。こいつは思ってもない展開だったな……!」 今にも高笑いを始めたい様子でぷるぷると震えている白崎を、一美は首を傾げて見やる。 白崎ミュートンは愛崎一美を一瞬の躊躇もすることなく、自らを守る盾とした。 如何に策謀と話術に長ける彼といえど、まさか何の前情報も無しに自分の知らない道理、四字熟語のルール能力なんてものを見破ることなど出来る筈もない。 ならば、どうしてそんな行為に走ったのか。 その理由はあまりに単純明快で、しかし常人には理解できないようなものだった。 大崎がこのタイミングで切断された人間の腕なんてものを使う意図などひとつしか考えられない。 あの腕にはこの絶望的状況を打破するだけの可能性がある、そう白崎は瞬時に悟った。 どんな効果を生むのか興味はあった。 だがこのままではその実験を体を張って行うことになってしまう……それは御免だった。 まさか自分の身体を実験材料にして興味を満たすなんて真似、この状況でする馬鹿はまず居まい。 そこで彼は、我が身を守る為に一美を盾にしたのだ。 勿論あの腕は触れたものを瞬時に死滅させるような壊滅的威力を持っている訳ではないと考え、そしてその効果が愛崎一美にどんなマイナス影響をもたらすのか気になったのもある。 そしてその結果として、彼女は見事に反転してくれた。 意志を貫く誠実な極悪人へと、変わった。 悪人同盟唯一の不安要素にして最大のホープは、ここに正真正銘の悪人となって生まれ変わる。 バトルロワイアル開始後、白崎ミュートンに影響され、香坂幹葦に影響され、そして再度白崎ミュートンに改造された。そんな宙ぶらりん人生は、もうお終いだ。 これからは自分の道を歩む。 誰かに影響され続けて生きるなんてくだらねえ―――その感情が偽りであるとは知らずに。 「白崎よぉ、あれどう見る」 「どう見るって……ハハッ、最っ高と言うしかねえだろ」 「だよなァ。まさかこんなことになるとは……手加減しておいて良かったぜ」 悪人同盟改め悪人教団になる予定の彼らは、大崎年光の接近に気が付いていた。 意外にも気付いたのは一美で、子供故の優れた観察力で微かな足音を聞き取ってくれたのだ。 人間は、足を潜めて歩こうとすると逆に不自然になってしまう性質を持っている。 修学旅行の夜にひそひそ話を楽しんでいる時に、その声が廊下にだだ漏れであるのと同じ理屈で、必要以上の緊張をして行動する為、力が必要以上に籠ってしまうからだ。 それでも白崎達より早く気付けたのは一美の功績と言う他ないだろう。 危険人物だろうがどうだろうが、接近してくる相手を黙って待つような愚かなことはしない。 会話は続けたままで、酒々楽々は少しずつルール能力を行使した。 何も知らずに突入してきた大崎に回避の術はなく、成す術なく彼は屈したわけだ。 最高の置き土産を残して、最後は酒々楽々の側頭部蹴りで意識を奪われた。 「ああ。やっぱり急ぎ過ぎないことも時としては大切なことだよ」 最高の愉悦を感じながら、白崎は変貌した一美に目を向けた。 見た感じ変わったところはないが、その性質は全く正反対のものに変わっている。 叩き込んだ悪性が薄れていないのは嬉しい幸運だったし、大崎が起死回生の一手として講じた心機一転の魔手は、悪人三人の勢力を僅かにでも強めただけであった。 変わらずにひとつのことを貫き通す悪。 四字熟語のルール能力を受けて、漸く愛崎一美は白崎達と同じ生き方に辿り着くことが出来たのだ。 とはいえまだまだ未熟。 悪行を極めたとは到底言えないし、白崎と酒々楽々にもまだ遠く及ばない、卵の状態のままである。 改良を加えれば伸び代はとんでもなくでかい、真っ白なキャンバスのようなもの。 反転したならば尚のこと描きやすさは倍増し、素晴らしさは格段に上昇した。 絵の具は経験と知識。 バトルロワイアルにおける最終目標・主催者の打倒を果たした頃には、きっと愛崎一美は悪人として、白崎達に並び立つだけの完成品となることだろう。 そう考えると、高鳴る鼓動を抑えることが出来ない。 「なあ、白崎っ。こいつどーするんだ?」 一美は小さな手で床に倒れ伏す大崎を指差した。 泥酔状態で朧気な意識を、頭部への打撃で完全に落としてある。 一時間程度もすれば目を覚ますだろうが、危険な存在であることに変わりはない。 白崎も酒々楽々も肉体は人間だ。 心は悪魔と称されようとも、心臓を砕かれれば生きていられない、そんな程度の存在だ。 シグプロSP2340の弾丸を受ければ傷になるし、反転の腕を受ければ大変なことになる。 「殺してもいい――が、ここは敢えて俺達がここから去ろう」 「え? どーしてだ、こいつは殺さないのか?」 「そいつを放っておけば、もっと多くの面白えことが起こるんだよ。 銃を持っているし、あの得体の知れない誰かの腕もしっかりと活躍してくれるだろう。 善良な奴がどんどん潰れていくと考えりゃ、担い手を生かしておくのもまた一興だ」 それに、そうでなくとも白崎はあの「腕」を手に入れたいとは思わなかった。 あの腕の効力は目に焼き付いている――恐らく効力は反転であると、一目で理解できた。 なればこそ、それは更なる面白いことを生むと同時に最大のウィークポイントとなってしまう。 自他共に認める悪人の白崎にとって、心機一転の力は最大の障害である。 何かの事故であれを受けてしまえば、見違えるような善人に文字通り反転してしまうことだろう。 そうなれば酒々楽々達との決裂はどう考えても決定的なものになるし、最悪の展開以外の何物でもない。 自らを殺し得るものは側に置かない、悪人以前にこれは必須の道理である。 策謀に心得のある者ならば誰もが気を遣うだろう当たり前のことを、彼は丁寧に行った。 銃ぐらいは押収しても良かったのだが、これも敢えて残しておいてやろう。 この右腕とあの銃だけでどれ程の混乱を巻き起こしてくれるのか、見物である。 「ふぅ、しかしここのコーヒーは美味いな。相当拘った豆を使ってるだろ、これは」 「コーヒーなんざより酒の方がよっぽど美味いだろうがよォ」 「いやいや、オレンジジュースだってなかなかすてたもんじゃないぞ!」 「オレンジジュースは論外だよな」 「ああ、オレンジジュースを飲むくらいならおれはキンキンに冷えたコーラの方がいいな」 「俺はドクターペッパーとかが好きだよ。……おっと、某狂気のメァッドサイエンティストさんと俺は何の関係も御座いませんので、画面の前の皆さんご了承下さい」 「だれに説明してるんだ!?」 他愛のない雑談をしながらも悪人達はその場所を後にする。 飲み物の片付けなど行う筈もなく、散らかしたままで悠々と立ち去るのだ。 残された誰かの右腕を持った男にはもう見向きもせずに、彼らはフードコートを出る為に歩いていく。 「これからだが……どうすんだ? ダラダラしてるプランは壊れちまったぞ」 「そうだな……くく、いいことを思い付いたぜ」 普通なら不敵と表現されるべきなのだろうが、それとはそぐわない邪悪さを滲ませて白崎は笑む。 悪巧みをしている表情であることは誰の目から見ても明らかだろうし、現にその通りだった。 彼が考察いたのは、愛崎一美をどうやって教育していくか、その手段だった。 経験は時に知識にも勝るが、この未熟者にどうやって経験を積ませるかがかなりの難関である。 以前までなら下手に前に出せば逆に懐柔される危険があったので、それは論外としていた。 だが、今こうして反転していても、まだ早いと白崎は思う。 知識ゼロの状態では経験を積める訳がない――故にここは、まずはやり方を教えることが先決であると、白崎ミュートンは悪人ではなく一人の「講師」として決定した。 モルモットは幸い腐るほど居るわけだし、しかも壊した相手は良い手駒にもなる。 悪人の教団。 事態を急ぐ気はなかったが、少しばかりフライングさせて貰うことにしよう。 白崎は意図を伝えないまま二人を連れてエレベーターに乗り込み、適当な階のボタンを押した。 ◆ ◆ 「ぁあ……はぁ、はぁ……」 試着室のドアに無数の引っ掻き傷をつけて一頻り暴れた香坂は、荒い息を吐いていた。 眼球の痛みは大分治まってこそいるものの、状況は一向に改善されない。 ドアを破ることも可能ではあるのだろうが、身体よりも精神面の疲労が相当なものになっている。 カインツ・アルフォード、あの医者に香坂幹葦は敗北した。 熱血とは言い難い戦略に終始翻弄されての、誰が見ても完敗と言える一戦だった。 相手にされなかったということは無いのだろうが、この醜態を見るとそう思わずにはいられない。 どうしてこうなるのか。 悪いことをすることそのものが自分では役不足だというのか。 どうして散々な目にばかり遭って、それでいて何も得ることがないのか。 神に嫌われているとしか思えないような自身の不幸と、何より世界の理不尽さを香坂は心から呪った。 姿見に凭れて、香坂は自身の息を整えた。 安息を約束されている時間は限られていて、ひょっとするとこれが最初で最後かもしれない。 悪いことをしたいという心からの欲求とは裏腹に、人並みの安息を求めようとする都合のよさ。 香坂幹葦は、重なるストレスで弱気に、珍しく自虐の念さえ懐き始めていた。 もしもこの安息さえ誰かが脅かすのだと知れば、香坂は生きることさえ諦めてもおかしくない。 だが自分の命を断つことさえも自分には叶わないのではないか――己がこれまでの数時間に辿ってきた不幸と道化の道を顧みて、香坂は思わず壁を強く叩いた。 少しずつ、少しずつ着実に香坂の精神は蝕まれている。 敗北の憤りと情けなさ、自信の喪失が重なることで彼の心を削っていく。 鑢で削るように、崩れて灰になった心の残骸が積み重なっていく。 ゆっくりと進行する精神の崩壊に、もはや香坂は抗おうと言う気力さえ起きなかった。 戦いの最中の熱は当に覚め、生への諦観の念さえ沸き起こってくる。 大崎年光との契約のことなど、どうでもいい。 試着室のドアを破る気力なんて、ある筈もない。 ああ、もう神に祈るしかないのか。 情けなく跪いて、無様に頭を垂れて手を合わせるしか手段はないのではないか。 (……それも、いいかな) 最早戦意の欠片も湧いてはこない。 悪いことをしようと思えばことごとく失敗する。 今では信じられないが良いことをしようとしても、結局は許されなかった。 何をやっても失敗ばかりと自らを自虐する者がいるが、まさに自分はそのものだ、と香坂は思う。 何の欲求も起こらず、ただ生きているだけの壊れたガラクタ人形。 いっそ神に懺悔でもしてみれば、救いの道は開かれるのかもしれない。 敗北者には丁度いい末路だ。 燃え上がるまでの激情と殺意さえ、今となっては恋しい。 一矢を報いることも出来ずに終わったカインツとの戦闘も、忌まわしいというより懐かしい。 悪人になりたい。 善人になりたい。 悪人になりたい。 何もしたくない。 四度にも及ぶスタンスの変更に、我ながら呆れてしまう。 香坂幹葦の胸中に自嘲の念ばかりが湧いて、それら全てが辛酸となってじわじわと香坂の心を焼く。 今ならば死することにさえ、意味があるのではないかと思える。 不思議と恐怖の情は、まるで湧いてくることはないのだった。 すっかり獣のそれと化してしまった自身の鋭い爪を見て、香坂ははぁ、ともう一度溜め息をついた。 白熱灯の輝きに合わない静寂が、フロア全体を支配していた。 この世界に一人きりで残されたのではないか、そんな錯覚さえ覚える香坂だったが、しばらくするとエレベーターの到着した音がしたのを、彼の強化された聴力は逃がさなかった。 「よし……!」 思わず明るい声が漏れてしまう。 エレベーターが到着したということは、敵であっても味方であっても、誰かがやってきたということだ。殺し合いに乗っている自分に味方も何もあったものではないことくらいは承知の上だったが、そうでも思わなければ気が休まらなかった。 出られるかもしれない。 この密室を誰かが破ってくれて、自分は外に出られるかもしれない! そうしたら大崎との契約を果たすために、躊躇なくその喉笛を食い破ろう。 悪辣なる神が自分を嘲笑う為に聞かせた幻聴ではないかと一瞬疑いもしたが、直後聞こえ出した話し声を耳にしたことで、それが確かな現実であると知らせてくれる。 早く来い。 早く来てくれ。 懇願する香坂の思いが天に通じたのか、話し声は次第にこちらに迫ってきているようだった。 一秒が永遠にさえ思えた。 長く長く感じた時の果てに、声はどうやら試着室の異常に気が付いたらしかった。 足音が迫ってくる。複数人が相手なら分が悪い、まずは善人の振りをしておこう。 信用しきったところで不意打ちして、一網打尽にしてやればいい――先程までの消沈が嘘のような殺人思考で、彼は忌まわしい試着室の扉が開くようになるのを待った。 中に人がいることを伝えるために、精一杯の声をあげた。 「おーい、助けてくれ! 閉じ込められてるんだ!!」 「なに……? それは大変だ、酒々楽々、手伝ってくれ」 「っくく……あいよ」 声は二人分、どうやら男の声だ。 微かに聞こえる少女の声も合わせて、人数は三人といったところだろうか。 正面からやり合っても勝ち目は無いだろうし、やはり不意を突いて堅実にやっていくしかないようだ。 これまでことごとく失敗しているだけあり、今度は絶対に殺してやる、と香坂は意気込む。 彼の思いを余所に二人の男は棚をいとも簡単に退け、分厚く思えた扉を容易く開け放った。 タレント風の男と、落ち窪んだ目元が特徴的な男だった。 なかなか個性的な面子だな、と素直に香坂は印象を懐く。 しかしようやっと試着室から出られたことについては、感謝の念も勿論ある。 「大丈夫か? ……誰にやられた?」 心から心配している声色で、タレント風の男が聞いた。 答えようにも、香坂はあの少年の名前を知らない。 下手な嘘をついて見破られると面倒だし、ここは分からないと答えることにした。 「分からないんだ……不意打ちで気絶させられて、気が付いたらこの中にいた」 「そうか……」 別に奴の悪評を振り撒くことに意味があるとは思えない。 むしろ下手に見た目を記憶しているよりも、分からないと言った方が真実味もあるだろう。 香坂は立ち上がると試着室から出て、三人に礼を言った。 が、その時に気付いた。 三人目――声だけしか聞こえていなかった少女を、香坂幹葦は知っている。 「反転」する前、善人だった頃にあれと邂逅した。 電源コードを得物にして紆余曲折少年を殺そうとしているところに、自分が割って入ったのだ。 ならば、必然的に事態は大きく変わってくる。 背筋に毒蛇が這い回るような悪寒を感じながら、香坂は善人だった頃の記憶を思い返す。 紆余曲折は言っていた。 あの少女を変えた悪人の名前は、確か――― 「俺は白崎ミュートンだ。こっちは酒々楽々、このガキが愛崎一美」 「僕は香坂……香坂幹葦だ」 白崎ミュートン。 パズルのピースが合わさったのを、香坂は確かに感じた。 全身が凍り付いて動かなくなる。 今目の前にいる三人は一人残らず悪人であるということを思い出し、この状況の不味さに気付いた。 出し抜ける訳がない。 躊躇なくえげつない真似をした小学生の少女に、それを作り上げた悪人の青年、そして未だ未知数だが彼らと同類である可能性が非常に高いサラリーマン風の男。 どいつもこいつも悪人揃いだ―――逃げるしか、ない! 「お? お前、あたしの夢に出てきたばかな善人にそっくりだな」 香坂幹葦は知らないが、愛崎一美の記憶は一部朧気になっている。 特に香坂達との一件についてはねじ曲げられ、夢を見ていたと言うことで落ち着いているのだ。 だからそういう表現になるのだが、白崎と酒々楽々は勿論その真相を知っている。 香坂もまた、動揺を隠し切ることが出来なかった。 ひっ、とあからさまな動揺を意味する情けない声を、つい反射的にあげてしまった。 二人の悪人の邪悪な笑顔が向いたその瞬間、香坂幹葦の命運は尽きたのだった。 ◆ ◆ 「……反転してるんじゃねえの、こいつ」 それは酒々楽々の声だった。 白崎達も身近な一人の仲間で効果の程を知っている、スタンスを強制的に反転させる右腕。 愛崎一美の「夢」の記憶が正しいなら、そういうことになる。 白崎も納得したように頷くと、その口元を三日月を思わせる笑顔の形に歪めた。 「やっぱり、何だか俺達と同じ臭いがすると思ってたんだよなァ」 似た者同士は引かれ合うとか、哲学的な話だとは思うがそういうジンクスはよく耳にする。 最悪の下には最悪が集まるのも、そう考えれば当然の最悪な道理なのかもしれない。 白崎は香坂幹葦という人物についてその場で分析を始める。 自分達を見て明らかに怯えているところを見るに、何らかの情報は持っていたようだ。 うっかり一美が口を滑らせたと考えるのが妥当だが、彼女を責める気は白崎にはない。 むしろ良くやったと言いたくもある。 白崎ミュートンがどんな人物であるかをうっすらとでも把握していてくれるなら――もしもそういう人物が増えて自分の情報が広まれば、教団の普及は随分と楽になる。 心が疲弊した者が最後に藁にもすがる思いで悪しき救いを求める、実に素晴らしいではないか。 白崎だけでなく、酒々楽々は勿論として未熟者の一美さえも満たす、極上の愉悦となることだろう。 「香坂。お前は悪人だな」 愉しみを渋ることほど愚かなものはない。 愉しむことを熟知しているからこそ、白崎はまどろっこしい過程を飛ばして本題に入る。 香坂の反応は当然の如く、動揺。 反転のことを見抜かれているにも関わらずシラを切り通すつもりなのかは知らないが、とりあえずその反応じゃあ認めているのと同じだろ、と彼は苦笑いをこぼす。 大体彼の言ったこともおかしい。 何故不意打ちという「悪いこと」をしてまで香坂を襲ったのに、試着室に閉じ込める必要がある? 殺そうともせず支給品も奪わず、どうしてそんな面倒な真似をする? ドアを棚で塞ぐようなこと、やるとすれば「危険人物を閉じ込めたいから」としか考えられない。 それだけの根拠があれば、香坂を悪人であると断じるのは反転の情報が無くとも容易だ。 あちらも白崎達の本性を知っているのなら、猫を被る意味もない。 「奇遇だな、俺達もそうなんだ。人呼んで悪人教団だ……まだ呼ばれてないけどな」 完全に見透かされていることを悟った香坂はといえば、決意をしていた。 三対一で分は悪いが、どうにかしてこの状況から逃げようと企んでいた。 返り討ちにされるかもしれない。 だが、勝算はない訳ではなかった。 相手は全員丸腰の上、内一人は思想がどうであれ小学生。 それに比べて自分は獣の部位を持っている。凶器を持っているにも等しい臨戦態勢だ。 しかしそんな香坂の考えも見通されているのか、次に白崎は本題を繰り出した。 「そして、俺達はお前に危害を加える気は全くない」 予想外過ぎる言葉に、香坂は思わず目を見開く。 危害を加えるつもりはない。 ならばこの男は本当に親切心で助けたというのか。 いや、そんなことはあり得ない。無垢な少女をあんな狂人に変えた男が、そんなことをする筈がない。 「まぁ、お前が善人のままだったら間違いなく殺していたが……悪人となれば話は別だ」 白崎の目から見ても、香坂幹葦は悪人として未熟なことは明らかだ。 このバトルロワイアルである程度は本能的忌避が消えたようだが、まだ足りない。 だからこそ、見てみたいと切に思う。 まだ所詮偽悪人の青年が、悪事を行うことそのものに陶酔する光景を。 嬉々として人の不幸を引き起こし、堕落する様を見てみたい。 もしも香坂幹葦が、一美に聞いた限りの善人だったなら、言葉通りに彼は殺されていただろう。 ちっぽけな正義を大いなる悪で砕かれて、失意の中で命の華を散らせたことだろう。 だが、彼はやはり土壇場で幸運を発揮する質なのかもしれない。 反転して更に反転し、元通りになった彼は、条件を満たしていた。 「そこでお前に提案がある。断ってもお前を殺しはしないが、魅力的なもんだと思うぜ」 ニヒルな笑顔で、白崎ミュートンは右手を差し出す。 まるで握手を求めているかのようなその動作の意味を、香坂は一瞬理解できなかった。 「悪人を守り、悪人のみで主催者を打ち倒す教団、悪人教団。 まだ加入者は三人だが、どうだ? 香坂幹葦――お前も俺達のように悪を極める気はないか? お前の悪にはまだ躊躇い、迷いが残っている。そんなもの、全て消してやる。 俺が作り、お前が冒す。俺が罅を入れ、お前が壊す。そういうものに憧れているんだろう? 悪事を働きたい――なら、俺達と来い。夢を見せてやる」 どこぞの少年漫画の主人公のような熱い、しかしその内容は悪意に溢れた勧誘のそれ。 そんなに馬鹿げているからこそ、香坂幹葦の心はすんなりとその言葉を受け止めた。 ひねくれた解釈も疑念も懐かず、本当にすんなりと素直に、意味を理解し、心まで届かせた。 殺し合いの舞台に立たされてからずっと碌な目に遭っていないからこそ、その言葉は染みる。 渇いた喉に冷えた炭酸ジュースを流し込んだように、強烈な爽快感と気持ちよさが押し寄せる! この三人と往く道こそが紛れもない悪の王道だ。 彼らといれば――こんな僕だって、真の悪人になることが出来るかもしれない。 自分の中の誘惑に対抗する術などなく、香坂はその手に自らの手を重ねた。 それが了承の合図であることは、その場にいる誰の目から見ても明らかなものだった。 「僕は……あなた達に着いていく。あなた達の夢を、見せてくれ」 「了解した」 「ふん、まあ宜しくしておくぜ、香坂くんよ」 「よろしくなー!」 誰一人として拒むことなく、全員が悪人だからこそあっさりと新たなメンバーを受け入れる。 悪人教団の最初の入団者、香坂幹葦。 彼がどんな過程を辿ってどんな完成に行き着くのか、三人の初期構成メンバーは愉しみで仕方なかった。未熟者の悪を本物に仕上げるのに、このゲームはお誂え向き過ぎる。 「よし、じゃあまずはデパートを出るぞ。さっきの奴にまた襲われたら敵わないからな」 そう言うと、三人から四人となった悪人達はエレベーターに乗り込み、一階のボタンを押した。 一階に辿り着くと出口に向かって歩いていく悪人達。 一瞬立ち止まって、愛崎一美は香坂幹葦の姿を見てぼそりと呟くのだった。 「やっぱり、善人なんて嘘っぱちだ」 【C-2/デパート入口前/一日目/午前】 【悪人教団】 【白崎ミュートン@才能ロワイアル】 [状態]:健康 [服装]:特筆事項なし [装備]:無し [道具]:基本支給品一式、コーヒー、ランダム支給品(2) [思考] 基本:悪人として酒々楽々と行動し、悪人のみで主催打倒。 1:悪人教団のリーダーとして動く。 2:愛崎一美を悪人に染める。 [備考] ※才能ロワイアル死亡後からの参加です ※≪蠢く怪異≫は制限されていません ※古川正人、カインツ・アルフォードの名前と容姿を記憶しました。 ※心機一転の腕の効能を理解しました 【酒々楽々@四字熟語バトルロワイヤル】 [状態]:健康 [服装]:特筆事項無し [装備]:無し [所持品]:基本支給品一式、酒瓶、ランダム支給品(2) [思考] 基本:白崎の作戦に従って生き残る。 1:愛崎一美を白崎と共に《染める》。 2:勇気凛々には会いたくない。 [備考] ※四字熟語バトルロワイヤル死亡後からの参加です。 ※ルール能力の二つに規制はありません。 ※古川正人、カインツ・アルフォードの名前と容姿を記憶しました。 ※心機一転の腕の効能を理解しました 【愛崎一美@数だけロワ】 [状態]:健康、スタンス反転 [服装]:特筆事項無し [装備]:無し [所持品]:基本支給品一式、ランダム支給品(3) [思考] 基本:悪人になりたい。 1:酒々楽々とミュートンについて行く。 [備考] ※数だけロワ参加前からの参加です ※古川正人、カインツ・アルフォードの名前と容姿を記憶しました。 ※スタンス反転により「ひとつのことをやり通す性格」に変わりました 【香坂幹葦/追加・疲労(中)、精神疲労(大)、悪人教団の一員として行動する、スタンス反転が元に戻りました、獣化によって五感が上昇し、聴力は特に高くなっています、催淫効果は消えました】 【香坂幹葦@夢オチだったオリロワのキャラでロワ】 [状態]:狼化、身体能力向上、疲労(中)、精神疲労(大) [服装]:狼化の為現在無し [装備]:無し [道具]:基本支給品一式 [思考] 基本:悪人教団の一員として行動する。 1:白崎さんについていく [備考] ※夢落ちロワ参加前からの参戦です。 ※大崎年光、高原正封、石川清隆の容姿を記憶しました。 ※心機一転の能力でスタンスが反転している最中です。 ※「獣性活性化薬」の影響により強制獣化、身体能力が向上、軽度の催淫状態になっています。 強制獣化は個人の意思では解けませんが時間が経過すると自動的に解けます。 強制獣化がいつ解けるか、身体能力の向上度合、催淫状態の推移(軽くなるか重くなるか)は次の書き手さんにお任せします。 ※スタンス反転が元に戻りました ※獣化によって五感が上昇し、聴力は特に高くなっています ※催淫効果は消えました 支給品説明 【催涙スプレー@現実】 カインツ・アルフォードに支給。 暴漢撃退用に開発された品物で、吹き付けた相手に強い催涙効果を催させる 【ノートパソコン(現地調達)@現実】 現地調達品。 ネット回線は繋がらず、メモをつけるくらいにしか使えない 時系列順で読む Back Alice Magic/イカサマライフゲイム Next Bad∞End∞Night 投下順で読む Back Alice Magic/イカサマライフゲイム Next Bad∞End∞Night 062 Alice Magic/イカサマライフゲイム 大崎年光 083 瓦解 062 Alice Magic/イカサマライフゲイム 古川正人 065 調子の歯車ガッタガタ-LOVE ME OR BELIEVE ME- 062 Alice Magic/イカサマライフゲイム カインツ・アルフォード 065 調子の歯車ガッタガタ-LOVE ME OR BELIEVE ME- 062 Alice Magic/イカサマライフゲイム 白崎ミュートン 072 あくのきょーてん 062 Alice Magic/イカサマライフゲイム 酒々楽々 072 あくのきょーてん 062 Alice Magic/イカサマライフゲイム 愛崎一美 072 あくのきょーてん 062 Alice Magic/イカサマライフゲイム 香坂幹葦 072 あくのきょーてん 062 Alice Magic/イカサマライフゲイム 紆余曲折 087:小学生デストロイヤー
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ここあまじっく【登録タグ Alice C Louis 曲 重音テト】 作詞:Alice 作曲:Louis 編曲:Louis 唄:重音テト 曲紹介 今回はブラスバンド風?を目指してみました。 ちょっとテトの声が危ういところがあり、設定音程をミスった気がします。 歌詞はAliceにあまあまでお願いしています。 歌詞 あなたの笑顔に いつもドキドキしてるあたしは そっけないフリをしていて 心の奥隠してた ねえあたしのこと どんな女の子と思ってるの? ちょっとだけスカート丈 意識して短くしたの 帰りの道 一番星 見つめて座ったベンチ ほんの少し 体寄せて あなたの香りかすめた ココアのように甘く 温かく満たされた それだけであたし あなたのとりこになっちゃったの 一度はまった味は 忘れられないんだもん もっとちょうだい 笑顔ひとりじめさせて 好きなの あなたと二人で過ごす 毎日は特別で いつも見てた 無地の景色 鮮やかに輝きだす トモダチ以上 そして コイビト未満な関係 あなたはどう? あたし願う それ以上になることを “あたしを見て” “一緒にいたい” 素直に言えない言葉 手と手触れたその時だけ まっすぐ伝えられる ココアのように甘いだけは なんだかイヤなの たまには叱って それは愛されてる証拠だよね 名残惜しい甘さが あたしに魔法をかける かわいくなれるの あなたを振り向かせたい I♥YOU コメント 名前 コメント
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曲名 Boogie Wonder Land アーティスト Earth wind fire この曲を使ったことがあるダンサー・チーム・バトル 試聴 その他解説・備考等 この曲に対するコメント 名前 コメント
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Lunar Magicの日本語化 まずはLunar Magic(以下ルナマジ)を日本語化してみましょう。 このままではルナマジが米国版なので全くわかりません。 ※注意! 日本語化はルナマジのバージョン1.63ではないと出来ません。 最新バージョンが2.なんとかなので、最新版をDLした方は日本語化できませんので注意。 もしルナマジ1.63を持っていない場合は誰かから譲り受けるかしましょう。 最初にココからルナマジ日本語化をダウンロードしましょう。 そして、中の「lm163_jp_0960.EXE」を「Lunar Magic.exe」と同じフォルダに入れて、「lm163_jp_0960.EXE」をダブルクリックで実行します。 最後に「完了」がでればおk。 ブロック・敵の配置
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宇宙について 宇宙は、ららEarthの要素の1つであり、宇宙にある衛星や惑星を探索することが出来る。現時点では月だけ行くことができる。宇宙ステーションに行くと月の他にも火星も確認出来るが、現時点では火星は未実装である。 宇宙で行動するためには、酸素マスクと酸素タンクが必要である。ただ、20ブロック以内の閉じた空間であれば酸素マスクと酸素タンクが無くても行動することができる。また、ドアなどのブロックの中にいても酸素マスクが無くても行動できる。 宇宙ステーションへの行き方 ①ハブワールド中心にいる黒猫をクリックする ②ロケットに乗る(JAVA版のみ) アウトポストについて アウトポストは各ワールドそれぞれ別で扱われる。よって、地球に国がある場合、月にある国の領土はアウトポストとして扱われない。 宇宙アイテムのレシピ 宇宙関連のアイテムはカスタム作業台にて作成することが出来る。カスタム作業台は通常の作業台にしゃがんで右クリック/タップする事で使用できる。 宇宙アイテム 名前 レシピ 酸素マスク ガラス×4、鉄のヘルメット 圧縮タンク アルミニウム×2、チタン×3 酸素タンク -小- 圧縮タンク、アルミニウム×2、チタン×2 酸素タンク -中- 空の酸素タンク小、アルミニウム×4、チタン×4 酸素タンク -大- 空の酸素タンク中、アルミニウム×8、チタン×8、パラジウム×1 ロケット(統合版使用不可) 鉄ブロック×8、アルミニウム×8、チタン×8、鉛×2 ソーラーヘルメット 鉄のヘルメット、回路基板×2、通電ワイヤー×3、プラスチック×3、アルミニウム×4 レーザーガン 高度な回路基板×1、回路基板×2、通電ワイヤー×4、プラスチック×4、アルミニウム×4、チタン×4 酸素タンクの補充 酸素タンク -小- 補充 空の酸素タンク小、オークの葉×4 酸素タンク -中- 補充 空の酸素タンク中、オークの葉×6 酸素タンク -大- 補充 空の酸素タンク大、オークの葉×16 酸素タンクは大きいほど酸素を貯蔵するタンクが大きくなるので、大きいほど宇宙空間で長く生存でき、小さいと酸素を貯蔵するタンクは「酸素タンク -小-」だと100しかないため、あまり長くはもたない。 未実装 現在実装されていないが、カスタム作業台にて名前のみ見れる宇宙服がある。 ●ボイジャー・ヘルメット ●ボイジャー・チェストプレート ●ボイジャー・レギンス ●ボイジャー・ブーツ ●ハズマット・ヘルメット ●ハズマット・チェストプレート ●ハズマット・レギンス ●ハズマット・ブーツ 宇宙モブ スペースゾンビ 宇宙服を着た鉄の剣持ちのゾンビの見た目をしているモブ。移動速度が非常に早く、加えて毒も与えてくるため、攻撃性能が非常に高い。また、耐久力も高いため倒すことが困難である。 スペーススケルトン 近未来的な服を着たスケルトンの見た目をしているモブ。弓を最大チャージで撃つのが通常のスケルトンと大きく違う。耐久力が高い。
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775. earth 2011/12/21(水) 01 06 11 平成ネタ兼TSネタで少々真面目にしたものを投下。 あくまでネタであり、本編とは関係ありませんので……。 史実では64年で終った昭和の世は、敗戦を免れたこの世界では65年が経っても尚続いていた。 日本帝国は太平洋全域に加え、インド洋をもその勢力圏に組み込み、加えて7年前に起きた北米事変で 枢軸海軍に大打撃を与えたことで海洋の覇者として君臨していた。 そしてその帝国の政治と軍事の大権を握るのは……見た目は17歳の黒セイバー、中身が110歳に迫ろうと する嶋田『茉莉』だった。 「やってられるかぁああ!」 首相官邸に少女らしい、実に可愛らしい声が響く。 重要書類が机から落ちて散らかるが彼女は一向に気にしない。 「くそ、あの暗殺者のせいで全てがパァだ」 嶋田繁太郎は90歳のときに起きた暗殺未遂事件で撃ち込まれた摩訶不思議な毒薬のせいで性別反転と若返り おまけに不老長寿化という「漫画かよ」、「厨二病乙」と夢幻会の人間達から突っ込まれる体験を強要された上に 嶋田茉莉と改名する破目になったのだ。 仕事を終えて後はお迎えが来るのを待つだけと思っていた男は再び現場へ呼び戻されることになった。 さらに先の北米事変において戦艦『大和』で艦隊の指揮を取り活躍したことで、アドミラル・シマダが健在である ことを世界に示してしまったので益々隠棲できなくなっていた。 「私に休みはないのか……」 机の上に突っ伏して嘆く嶋田に、応接用の椅子に座って暢気に茶を飲んでいた一人の老人が突っ込む。 「休んでも良いですけど、その分、後で働いてもらいますよ?」 「……私のように毒薬を撃たれたわけでもないのに、何で20年くらい前から姿が変わらないんです、辻さん?」 帝国の元老、帝国政界最大のフィクサー、大蔵省の魔王などと言われる男、辻政信はニヤリと笑って答える。 「気合と根性と萌えがなせる業です」 「出来るか! とくに一番最後の台詞、医者に喧嘩を売っているぞ!!」 「ははは。まぁ『戦女神』なんて格好良い(笑)二つ名を得たんですから、それを励みに嶋田さんも頑張ってください」 「ふん。技術も練度もこちらが勝っていたんだ。負ける訳が無いだろうに」 日本帝国の軍事技術は史実世界の同年代(1990年)に比べて、15年〜20年ほど先行していた。 ただ宇宙兵器の開発と配備は積極的に進められており、その分野では史実を遥かに凌駕していた。 北米での形振り構わぬ技術の収奪、北欧諸国との連携、教育制度の充実による優れた人材の確保、さらに人体実験によって 限定的ながらも未来情報を入手できる方法を確立したこと、そしてアメリカが滅んだことで列強同士の争いが頻発したことが 日本の技術の進歩を加速させたのだ。 「人は誰しも偶像を求めるものですよ」 「ふん。その果てにこれか……」 ふて腐れるような態度をする嶋田。辻はその態度に苦笑する。 776. earth 2011/12/21(水) 01 06 54 或る意味で暢気な会話をしていた2人だったが、突然齎された緊急報告が、だらけていた空気を吹き飛ばす。 「日本海に巨大な壁が現れた?」 「はい。しかもその壁は水中にも続いているようでして」 あまりにイレギュラーな事態に誰もが慌てた。そしてその壁から突如として1隻の船が出現し、帝国軍とコンタクトを 取ってきたことがさらに混乱に拍車を掛ける。 「日本国海上保安庁?」 「何だ、その組織は?」 多くの閣僚達が頭を捻る中、嶋田を筆頭に史実を知る者たちは彼らがどこから来たのかを理解した。 (平成世界か! ということは、まさかあれは壁ではなく、時空を跳躍する門とでも言うのか?!) 最終的に大日本帝国政府は向こうの世界とのコンタクトを決意した。 だがそれからは問題の連続であった。平成世界は、こちらの昭和世界とは全く異なる歴史を辿っていた世界であった。 このため昭和世界の存在は彼らにとって大きな混乱を齎したのだ。 (向こうの帝国首相が美少女だということは世界中を驚愕させ、日本の一部のマニアを喜ばせたのは言うまでもない) 中でも過剰反応したのは……韓国政府であった。反日を国是とする彼らは、並行世界とはいえ大日本帝国という存在を 認めるはずがなかった。 「ゲートは我々の領海付近にある。管理権は我々のものだ!」 「並行世界の同胞を虐げる日帝は謝罪と賠償を行うべきだ!」 「日帝の非人道的行為を調査するために調査団を送るべきだ!」 共産中国や北朝鮮も、向こうの日本帝国の実力を知るために韓国を煽り立てた。そしてアメリカも半ばそれを黙認した。 そして向こうの世界が自分達より約20年ほど昔であることが彼らをより強気にさせた。 「世界が我々の味方だ! 時代遅れの軍備しかもたない奴らが下手をしても、我々の勝利は揺るがない!」 彼らは自慢(笑)の艦隊をゲートの近辺に遊弋させ、威圧さえ加える。 これに帝国政府首脳部も激怒するが、宰相である嶋田は冷静だった。 777. earth 2011/12/21(水) 01 07 28 「捨て置け。奴らが騒いだとしても我々に害はない」 「しかし……」 「ゲート周辺の守りを固めておけ。奴らが土足で上がってくるのなら殲滅するだけだ。それに何時消えるか判らない品物を 利用して軍を派遣するのはリスクが大きい。積極的なアクションを起こすのは調査が終ってからでも良い」 帝国政府は韓国の要求を無視した。 加えて国交を開くことに不満があるなら、別に国交を開く必要はないと告げて交渉団を引き上げた。 しかしこれを見てさらに勢いづいた韓国政府は、日本帝国を平成世界の諸外国の圧力を利用して屈服させ、並行世界の利権を 獲得しようと動き出した。 「帝国を名乗っても、所詮は日本。押せば引く!」 尤もさすがの米中露の三ヶ国も核保有国の日本帝国と喧嘩をするつもりはなかった。 いくら20年昔とはいえ、核を持った国と戦うのはリスクがありすぎた。それに出入り口はあのゲートしかないのだ。 出入りしているときに集中攻撃を受けたら堪らない。 「……この際、やらせてみるか?」 「そうだな」 「異論はない」 かくして韓国海軍はゲートを乗り越えて帝国本土へ侵攻を開始する。 だがそれは彼らにとって終わりの始まりであった。 「馬鹿が……」 意気揚々と韓国艦隊が現れたことを告げられた嶋田はそうはき棄てた。そして表情を引き締めるとすぐに厳命した。 「殲滅せよ。帝国の領土に土足で上がりこんだ者たちを1隻たりとも生かして帰すな」 戦艦大和を中心にした水上打撃部隊と、原子力空母蒼龍を中心とした空母部隊、さらに西日本に展開した基地航空隊が 哀れな艦隊に殺到したのは間もなくのことだった。 778. earth 2011/12/21(水) 01 08 54 あとがき 少し真面目にしてみたネタ話です。 このあと韓国がどうなったかは……ご想像にお任せします(笑)。
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THE BEST OF MAGI THE BEST OF MAGI 発売日 2014年6月4日 レーベル アニプレックス デイリー最高順位 2位(2014年6月5日) 週間最高順位 2位(2014年6月10日) 月間最高順位 3位(2014年6月) 年間最高順位 43位(2014年) 初動売上 7342 累計売上 12741 収録内容 曲名 アーティスト タイアップ 視聴 Disc1 1 V.I.P シド マギ OP 2 指望遠鏡 乃木坂46 マギ ED 3 瞬く星の下で ポルノグラフィティ マギ OP 4 The Bravery supercell マギ ED 5 ANNIVERSARY シド マギ OP 6 エデン Aqua Timez マギ ED 7 光-HIKARI- ViViD マギ OP 8 With You/With Me 9nine マギ ED Disc2 1 Magic アラジン(石原夏織) マギ キャラソン 2 one step further アリババ(梶裕貴) 3 ファナリス モルジアナ(戸松遥) 4 Sail for Triumph シンドバッド(小野大輔) 5 黒い太陽 ジュダル(木村良平) 6 光 カシム(福山潤) 7 栄光のシンドリア シンドバッド(小野大輔) ランキング 週 月日 順位 変動 週/月間枚数 累計枚数 1 6/10 2 新 7342 7342 2 6/17 4 ↓ 2291 9633 3 6/24 4 → 1159 10792 4 7/1 15 ↓ 770 11562 2014年6月 3 新 11562 11562 5 7/8 15 → 565 12127 6 7/15 ↓ 332 12459 7 7/22 282 12741 2014年7月 ↓ 1179 12741 関連CD V.I.P 瞬く星の下で ANNIVERSARY 光-HIKARI- The Bravery エデン With You/With Me
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小範囲の味方の筋力を向上させます Earth Might 領域 使用 宝石 Alteration Lv1 戦闘/水陸両用 - 主属性 副属性 効果量 効果発生数 2 - - - 射程距離 効果範囲 精度補正 疲労 15 1 0 20 特殊 ゲーム内説明文 Gives a small number of units increased strength. 和訳 少数のユニットの筋力を増加させます。 解説 小範囲への筋力強化魔法。筋力依存の攻撃を行うもの全般に有益で、投擲武器の威力や射程にも影響する。 あまり広い範囲には作用しないので、兵の数が少ない時期でもない限り、主な対象は戦闘型指揮官となる。筋力は攻撃の威力に関わるだけでなく、一部の足止めの脱出判定にも使われるので、高いに越したことは無い。 コメント 名前 コメント
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Top secret!! Codename Kurotoki_Reizi appearance day 2016/5/XX Place Japan,Yokosuka Age(truth) 18 Age(material) 20 From EARTH#glitch navy To EARTH#AOT(#ED331465) life date Auto_write QUALIA axis Priset=A S.C.T. MURAKUMO_7-D_connecting_system Class CROW_NOSURGE TNGhray SH13960_Ch(0x8FCF) (Tes-toron-Nh-Ge-no-me Hyu-me-lics Ri-ri-rye Ah-ruc-ih Yash) GENOMALKIA -Inter_diment_system_1.22β 7-D connection system [CLORGE-OS] Re-Writing Cycle Modules メモ書き Age 年齢 transformation data 転生データ appearance day 出現日 Life data 人生設計 Auto write 自動設計 Qualia axis 第六軸座標操作による潜在的感覚及び意識の操作 これにより人間の思想、意識、記憶等と操作できる Priset=A 該当転生者の存在を一般的に認識可能にする 事前データにおけるtruthとmaterialの区別は担当官に任せる 警告 第六軸操作の濫用は絶対するな 六軸移動実験を行う場合、必ず監督官をつけること ※各軸名の横に書かれてるタグダンプは識別コードです EarthAOT(#ED331465) 別称:正史AOT レヴィタール創作世界における正史地球 黒時兄妹や白露一家が“本来”住んでる世界線 黒時分家が消滅し、兄妹の親が殺されている だが基本的な文化基準や宗教概念、正史等は現代地球とさして変わらない 2019/2/8現在、観測者たる作者達が住む現実地球と各国の経済情報などは ポーランド戦争終結辺りを除いては誤差程度に収まっている 礼司や千草が普段指す地球はこっちにあたる 現代地球との差異 2000年代のポーランド代理戦争 2016年のアメリカ大不況 陰陽師や妖怪の実在 魔法の存在証明(UMA程に写真とかも出てきている) 夜泉華狼及びその一族が裏社会で暮らしている 浜崎の眩む群青(#121E89FE) クロウリア…もとい黒野賀彰が生まれた世界線 EarthAOTから分岐したもの 正史AOTとは違い横島という島が東京近海に見つかっている 詳しい設定は浜崎構想メモにて Glitch navy(#BC33EA21_Gr) 2014年、突如深海棲艦が出現し地球の海洋を支配したEarthAOT 黒時美柑は深海棲艦日本強襲の際に死亡 その復讐をするため提督に就任 艦娘概念の確立は白露一家が関わっている 技術のベースは陰陽師の技術を使用している その後MI諸島攻略作戦に置いてヘイウッドと邂逅する その史実は横須賀奇襲まで流れるが、そこから先の観測結果が途絶えている (※この観測世界線は他作者における艦これ世界観と平行世界にあたるものであり決して直接的な接点はないことを理解して欲しい) オールキャラ生存ルート(#AC2231CB2) 黒時分家の存在、黒時一家全員存在等 正史から少しズレた可能性を辿った世界 ジェノマルキアのメモには「不可逆な幸福世界」と記されている 現在観測されている地球世界の人間(未来人やヴェルテール人は除く)は 全員生存していることを観測している 座標はグリッチネイビーと正史AOTとの間に位置する コーラップスの嵐(#BC983AA4) ドールズフロントラインの世界をベースに構築されている世界 台湾沖の島で起きたコーラップス粒子の大量漏出による大規模世界崩壊事件 それによる汚染でコーラップスゾンビであるE.L.I.D.(広域性低放射感染症)等により生存圏を狭まれ 発生した世界の国家機構壊滅の原因である「第三次世界大戦」 二度の大規模なコーラップスと核の汚染により世紀末じみた様子を見せている 黒時一家、白露一家は壊滅を確認。天ヶ原一家の存続は不明 夜泉一族は陰の生活により華狼を含め生存を確認 観測自体は2060年付近まで終了している その分岐はグリッジネイビーで、分岐時期は不明 現在確認済の世界線で一番観測の進んだ世界線である 染血戦線(#CC23A12BA) 神獄塔メアリスケルターをベースに構築されている世界 黎明解放戦線が監獄塔ジェイルを中心とした地下世界で奮闘している この世界において大半の地球キャラが生存しているかは不明 各軸座標は観測されているが、 時間軸のみが何故か観測ジャミングにより測定できなくなっている 第三世界ヴェルテール(タグダンプ不明) 獣人が首位を取り牛耳る平行世界 ちょっとした説明はこちら